代表メッセージ

2021年は前年から続くコロナ禍の影響により、引き続き海外渡航を伴うクライアントの海外進出支援調査やパイロット事業実施支援の多くはストップしている状況が継続しました。これに加え、我々の事業対象国の一つであるミャンマーでは、2月に国軍が主導する政変が発生し、現地進出の準備を進めていたクライアントの事業展開の方向性が不透明になるという憂慮すべき事態となっています。
他方で、世界的なワクチン接種が進む中で、インドネシア等一部の事業対象国ではコロナ感染症を抑えつつ、日本以上に経済活動を再起動させつつあり、現地渡航を通じた事業展開が可能な兆しが見え始めています。
こうした状況において、我々は、JICA等の政府支援事業を活用した海外進出支援コンサルティング業務を推進すると共に、事業環境の変化に適応するための以下のような業態展開を進めて参りました:

1)共創・投資型事業支援の実現
インドネシアの南スラウェシ州に、水産品の原料調達と加工生産、国内外への販売事業を行う外資法人”PT. KENNDO FISHERIES INDONESIA (KFI)”を設立し、操業を開始しました。我々自身がメーカーとなり事業の実績と経験を積むことで、クライアントとの協業やより充実したサポートを実施する体制が出来たのに加え、現地の漁業従事者や生産者の生計向上、資源管理を通じた持続的漁業の実現による海洋資源の保全など、同国の「海洋国家構想」や国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献する一歩を踏み出しました。

2)輸出入サポートの拡充
クライアントの海外事業を直接担う商社事業を展開しております。食品加工・機械メーカーや化粧品メーカーなどのクライアントのベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピンへの商品の輸出販売や現地生産を支援しています。また、ベトナムやインドネシア、メキシコ等の農産品や食品原料、野菜等を日本に輸入する事業も前年に引き続き継続実施しています。

2022年はこうした実績を踏まえ、特に我々の知見が集約しつつある「食と健康/ヘルスケア」分野を主軸とし、既存事業の強化及び新規事業の推進に邁進し、コロナ禍のような事業環境変化にも適応できる業態転換を確実なものとしていきます。また、インドネシアを皮切りに、ベトナム等その他諸国においても我々自身の事業を現場で展開することで、更なるクライアントの支援強化を実現します。
そして、クライアントの企業価値の向上と進出国の経済・社会発展、貧困削減への貢献を通じた、「ビジネスを通じて世界に革新的・持続的な社会開発を呼び起こす」という我々のミッションを達成し続けるべく、果敢に挑戦を続けます。

株式会社ケンドマネジメント
代表取締役 高橋 宏太郎