CLIENT

クライアントの製品・サービス例

製品一覧

株式会社大同工業所

所在地 : 大阪
設立 : 1945年

いのちのリレーを血液保管・輸送技術で繋ぎ、安全な輸血医療を支えています

株式会社大同工業所は1945年に創業。40年以上に渡り低温技術で日本の血液事業の発展を支えてきました。血液センターは、献血などにより血液を採取、検査された血液製剤を医療機関に供給します。その血液製剤は高度な手術やがんなどの病気の治療のために輸血を待つ方々に届けられます。ですから、安全な血液製剤を輸血するためには血液成分ごとに厳格な温度管理が要求されます。22℃で保管する大同工業所の血小板用振とう恒温槽は日本国内で80%のシェアがあります。


左から血小板用振とう恒温(22℃±2℃)、血液用冷蔵庫(4℃±2℃)、新鮮凍結血漿用急速凍結庫(-40℃)

血液保管

輸血される血液は主に血小板(22℃±2℃)、赤血球(4℃±2℃)、血漿(-20℃以下)の3つの成分に分けられ、保管管理温度が異なります。管理温度を外れると、血液中の細菌増殖が加速し感染症リスクが高まったり、血液成分が壊れることで輸血効果が低下したりします。血液製剤は単に冷却するだけはなく、適切な温度管理が必要です。

大同工業所は世界最高峰の安全基準である日本の血液事業で培ったバリデーション技術(適格性確認)を提供します。

バリデーション(適格性確認)

安全な血液製剤を医療機関に届けるために、血液保管機器はGMP基準に基づいたバリデ ーションが行われます。そのバリデーションは、設計時(DQ)、据付時(IQ)、運転時(OQ)、性能(PQ)の4段階で、血液保管機器で適正に低温保存できることが検証されます。

精密、そして安定の温度制御

血液細胞である赤血球は4℃±2℃、血小板は22℃±2℃と厳格な温度管理が求められます。この管理温度での保管を実現するために、冷蔵庫・恒温槽では、冷媒ガス温度コントロール方式による精密な温度制御を行っています。大同工業所
は、独自の水平層流循環技術で庫内のあらゆる場所に血液製剤を置いても、管理温度を維持する安定した温度分布性能を実現しています。

血液製剤品質の向上の急速凍結

凝固因子成分の減少を防ぐために血漿製剤は採血後、6~8時間以内に-20℃以下に急速凍結することが求められています。血漿用急速凍結庫(DPF-5500A)は、成分採血血漿製剤72バッグを2時間でー30℃以下に凍結します。直立式急速凍結庫のため、操作が容易で、いつでも冷凍庫内に製剤を追加投入できるため作業効率が格段に高まります。

安心の定温輸送

血液製剤は血液センターや病院内での冷蔵庫などでの温度管理だけでなく、献血ルームや献血バスからの原料血液の輸送や血液センターから病院への輸送中も血液成分の管理温度に応じた定温輸送が必要です。各血液成分の管理温度に対応した蓄冷材を使うことで、氷やアイスパックでの輸送による赤血球や血小板を過冷却から守ります。高性能の断熱性能をもつ真空断熱材を用いた輸送箱での輸送で、長時間輸送を可能にします。ミャンマーでの実地試験では、血小板輸送(22℃±2℃)で50時間以上の定温輸送を実現しています。

印刷はこちらから(日本語・英語)